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ビジネスローンおすすめ比較一覧【2023年】個人事業主に人気の甘い審査のビジネスローンはある?

ビジネスローンとは

個人事業主や経営者が事業資金を調達する方法の一つにビジネスローンがあります。ビジネスローンは銀行をはじめ信販会社・消費者金融・専門業者が提供しており、条件や特徴は各社によって異なります。

ここでは、ビジネスローンの特徴やメリット、デメリットやおすすめのビジネスローンを紹介します。

また、ビジネスローンの審査に通るコツや即日融資を受ける方法も解説します。ビジネスローンの利用を考えている方は参考にしてください。

目次

ビジネスローンおすすめ比較一覧表

ノンバンク系(ビジネスローン専門・信販会社・消費者金融)のおすすめビジネスローン一覧

スクロールできます
サービス名金利融資額即日融資融資対象
AGビジネスサポート
事業者向けビジネスローン
3.1%~18.0%50万円~1,000万円法人
個人事業主
アクト・ウィル
ビジネスローン
7.5%~15.0%300万円~1億円法人
(年商5,000万円以上)
オージェイ
無担保融資
10.0%~18.0%30万円~2,000万円法人
個人事業主
キャレント
スーパーローン
7.8%~18.0%1万円~500万円法人
楽天カード
楽天スーパービジネスローン
エクスプレス
3.0%~14.5%50万円~1,500万円法人・個人事業主
(楽天市場出店者のみ)
ビジネスパートナー
スモールビジネスローン
9.98%~18.0%50万円~500万円法人
個人事業主
三鷹産業
ビジネスローン
(商工ローン)
6.0%~18.0%50万円~1,000万円法人(中小企業)
個人事業主
ニチデン
事業者ローン
4.8%~17.53%1億円まで※1法人
個人事業主
ユニーファイナンス
事業者様向けビジネスローン
12.0%~17.95%10万円~1,000万円※2法人
個人事業主
クラウドバンク
フィナンシャルサービス
ビジネスローン
4.0%~20.0%10億円まで法人
個人事業主
オリックス・クレジット
VIPローンカード
BUISINESS
6.0% ~17.8%50万円~500万円法人
個人事業主
プロミス
自営者カードローン
6.3%~17.8%最大300万円個人事業主
オリコ
CREST for Biz
(クレストフォービズ)
6.0%~18.0%10万円~300万円個人事業主
セゾンファンデックス
個人事業主専用
カードローン
6.5%~17.8%1万円~500万円個人事業主
アコム
ビジネスサポート
ローンカード
12.0%~18.0%1万円~300万円個人事業主
アイフル
事業者サポートプラン
3.0%~18.0%1万円~500万円法人
個人事業主

※1 1億円以上も相談可能
※2 スーパービジネスローンの場合。ビジネスローンは200万円まで

銀行が提供するおすすめビジネスローン一覧

スクロールできます
サービス名金利融資額即日融資融資対象
GMOあおぞらネット銀行
あんしんワイド
0.9%~14.0%10万円~1,000万円法人
福岡銀行
ビジネスローンフィンディ
2.0%~14.0%100万円~1,000万円法人
個人事業主
PayPay銀行
ビジネスローン
1.8%~13.8%10万円~500万円法人
個人事業主
東京スター銀行
スターカードビジネスローン
4.5%~14.5%50万円~1,000万円法人
個人事業主
三井住友銀行
ビジネスセレクトローン
2.125%~1億円まで法人
りそな銀行
りそなビジネスローン「活動力」
6.0%~14.0%10万円~500万円法人
個人事業主
三菱UFJ銀行
ビジネスローン「融活力」
2.35%~9.0%5,000万円まで法人
関西みらい銀行
事業者向けフリーローン
4.0%~13.5%10万円~300万円個人事業主

ビジネスローンを徹底解説

ビジネスローンを徹底解説

金融機関は個人、法人に対して様々な融資を行っています。その中でビジネスローンとはどのようなサービスなのでしょうか。まずはビジネスローンの性格や特徴を解説します。

そもそもビジネスローンとは

ビジネスローンとは、事業を行う法人や個人事業主に対して事業に使用するための資金を融資する金融商品です。

事業に使用するための資金:「運転資金(つなぎ融資)」「設備投資」などの資金です。

一般的に事業に利用する資金を調達するには銀行から独自の融資(プロパー融資)を受けます。しかし銀行は審査が厳しく中小企業や零細企業、個人事業主が利用するには高いハードルが存在します。

プロパー融資は銀行が保証会社を間に置かず直接融資を行います。顧客が貸し倒れを起こすとすべて損失を被るため、審査には慎重に行われ小規模、零細企業には特に審査基準を厳しくしています。

一方でビジネスローンは基本的に無担保、保証人は必要なしで利用できます。プロパー融資と比べると金利は高いものの、利用できる法人の対象が広く比較的審査が通りやすくなっています。

お金を借りるために資金繰りで苦労している中小零細企業、個人事業主にとってビジネスローンは頼りになる存在になります。

ビジネスローンを提供している金融機関

ビジネスローンは複数の業態の金融機関が提供しています。大きく分けると、

  • 銀行
  • ノンバンク(貸金業者)

の2種類です。

銀行系とノンバンク系の大きな相違点は、「銀行系は金利が低いものの審査が厳しく、ノンバンク系は金利が高いが柔軟に審査を行う」です。

消費者金融のカードローンと銀行のカードローンとの相違点と類似している、と言っていいかもしれません。

銀行系ビジネスローンの特徴

現在、大手都市銀行・地方銀行・ネット系の銀行など幅広い銀行がビジネスローンを提供しています。ノンバンク系のカードローンよりは審査に時間がかかるために融資までのスピードは劣りますが、基本的に低金利です。

支払う利息を抑えたい個人事業主や経営者におすすめです。

ちなみに、ビジネスローンを提供している金融機関で金利が低い順から並べると、メガバンク→ネット銀行→地方銀行、となります。

「銀行のプロパー融資は審査が厳しい」と説明したので銀行がビジネスローンを提供しているのは不思議に感じるかもしれません。

これは銀行のビジネスローンは保証会社を間に挟んでリスクヘッジを行っているからです。

ノンバンク系ビジネスローンの特徴

ビジネスローンを提供しているノンバンクは

  • 信販会社
  • ビジネスローン専門業者
  • 消費者金融

の3つの業態が存在します。

利用限度額、金利、融資スピードは提供している各社によって異なりますが、信販会社系のビジネスローンには低金利のものもあります。

また、審査スピードは消費者金融系が最も速いため急いでいる方にはおすすめです。

審査の柔軟さでは、ビジネスローンの専門業者→消費者金融→信販会社で、ビジネスローンの専門業者がもっとも借りやすいと言えます。

ビジネスローンの契約形式

ビジネスローンの契約形式には2種類あり、商品によって異なります。

どちらかを選択できるわけではないため、状況や返済を考慮した上でどの契約形式にするかを判断してください

極度額型(極度貸付)

極度額型とは、利用限度額の範囲内で何度も借入や返済ができるビジネスローンです。

カードローンの利用経験がある方はイメージしやすいのではないでしょうか。実際「カードローン型ビジネスローン」とも呼ばれています。

限度額の範囲内であれば、追加の借入を行う際に改めて審査を受ける必要がないため何度も借入ができます。しかし何度も借入ができるのは借りすぎてしまう可能性があります。

証書型貸付(証書貸付)

証書型は、一括で資金を借入れ、あとは返済するビジネスローンです。フリーローンや目的別ローンと同様の形式です。

証書型で融資を受けると新たな借入を行う際に改めて融資の申し込みを行い、審査を受けなければいけません。

ただし、一度利用すると後は返すだけで確実に元金は減っていきます。返済計画が立てやすいのは大きなメリットです。

ビジネスローンの金利

ビジネスローンの金利は、各金融機関により、また利用する金額によって異なりますが1%台~18.0%で提供されています。

金利が最も低いのはメガバンクが提供しているビジネスローンです。次いで地方銀行・ネット銀行・信販会社・消費者金融やビジネスローン専門業者となります。

ただし、審査基準が厳しい順も上記の順番通りです。そのため、申し込むのであれば、メガバンク→地方銀行→信販会社・・といった順で申し込みましょう。

おすすめのビジネスローン【ノンバンク系おすすめ16社】

ノンバンク系おすすめビジネスローン

【AGビジネスサポート】事業者向けビジネスローン

AGビジネスサポート 事業者向けビジネスローン
金利3.1%~18.0%
利用限度額50万円~1,000万円
資金使途つなぎ資金など事業資金
提出書類■法人(代表者の本人確認書類、決算書)
■個人事業主(本人確認書類、確定申告書、同社所定の事業内容確認書)
AGビジネスサポート「事業者向けビジネスローン」の概略

AGビジネスサポートの事業者向けビジネスローンは、利用限度額が1,000万円までで、最短で即日融資を受けられます

契約の締結は来店だけではなくWEBや郵送、訪問でも可能です。店舗に訪問する必要がないのは忙しい経営者にとっては助かるでしょう。

事業者向けビジネスローンは一括融資の商品ですが、AGビジネスサポートでは事業者向けカードローンも提供しています。何度も利用したい場合はカードローンを検討してもよいかもしれません。

【アクト・ウィル】ビジネスローン

アクト・ウィル ビジネスローン
金利7.50%~15.00%
利用限度額300万円~1億円
資金使途事業拡大、債務返済、つなぎ融資、設備投資など
提出書類本人確認書類、決算報告書の一部
(損益計算書、売掛金、買掛金内訳書など)
アクト・ウィル「ビジネスローン」の概略

法人向け融資の専門企業、アクト・ウィルは年商5,000万円以上の法人に対してビジネスローンを提供しています。拠点は東京ですが全国からの申込みに対応しています。

融資の最高額は1億円とノンバンク系では非常に高額です。しかも即日融資可能と業界トップクラスの融資スピードを誇ります。

また、現在(2023年1月時点)「新規貸付キャンペーン」を実施中で、小切手や手形があれば30日間無利息で融資を受けられます。

【オージェイ】無担保融資

オージェイ 無担保融資
金利10.00%~18.00%
利用限度額30万円~2,000万
資金使途事業資金
提出書類登記簿謄本、決算書2期分(確定申告書)、印鑑証明、
身分証明書、納税証明書、その他必要と判断した資料
オージェイ「無担保融資」の概略

オージェイは「手形・小切手割引・貸付融資」「無担保融資」「不動産担保・動産担保融資」「ファクタリング」などを提供しています。

ビジネスローンである「無担保融資」は、利用限度額が2,000万円で、最短即日融資が可能です。なお、返済は一括返済・元金均等・元利均等・自由返済と複数の返済方法から選べます

オージェイの無担保融資の審査には「決算書2期分」の書類が必要です。つまり、開業してからまる2年以上経過していないと利用できません。

【キャレント】スーパーローン

キャレント スーパーローン
金利7.8%~15.0%(100万円以上)
13.0%~18.0%(100万円未満)
利用限度額1万円~500万円
資金使途事業資金
提出書類本人確認書類、決算書、登記事項証明書、同社指定の計画書
キャレント「スーパーローン」の概要

キャレントスーパーローンは、株式会社IPGフィナンシャルソリューションズが提供しているビジネスローンです。利用限度額は500万円で、平日14時までに契約が完了すれば当日中の振込が可能です。

申し込み受付はインターネットのみで、24時間365日受け付けています。都合の良い時間帯に申し込めるのは多忙な経営者、事業主には重宝するでしょう。

もし三菱UFJ銀行に預金口座があれば預金口座からの自動引き落としでの返済が可能です。振込や振替の必要がないため返済の手間が省けます。

【楽天カード】楽天スーパービジネスローンエクスプレス

楽天カード 楽天スーパービジネスローンエクスプレス
金利3.0%~14.5%
利用限度額50万円~1,500万円
資金使途自由
提出書類■法人 / 代表者本人確認書類、登記事項証明書(商業登記簿謄本)
■個人事業主 / 本人確認書類、確定申告書原則2期分
楽天カード「楽天スーパービジネスローンエクスプレス」の概要

楽天スーパービジネスローンエクスプレスは、楽天市場に出店している法人及び個人事業主限定のビジネスローンです。

すでに楽天市場と取引のある事業者が対象のため、一般的な審査や契約の手間が大幅に省略できます。また、楽天カード利用分の売上代金を返済に充当できます。

この商品は「極度方式基本契約」です。つまり契約した金額の範囲内であれば何度も借入が可能です。

【ビジネスパートナー】スモールビジネスローン

ビジネスパートナー スモールビジネスローン
金利9.98%~18.0%
利用限度額50万円~500万円
資金使途事業資金の範囲内で自由
提出書類■法人 / 本人確認書類、登記事項証明書(履歴事項全部証明書)
※発行3か月以内、印鑑証明書(法人・個人)
※発行3か月以内、決算書(原則直近2期分)等
■個人事業主/ 本人確認書類、印鑑証明書(個人)
※発行3か月以内、確定申告書(原則直近2年分)、同社所定の借入計画書
ビジネスパートナー「スモールビジネスローン」の概要

ビジネスパートナーが提供するビジネスローン、スモールビジネスローンの融資限度額は500万円、審査は即日完了します(ただし融資は最短5日です)

ローンカード型のビジネスローンのため、限度額の範囲内であれば何度も利用できます。セブン銀行と提携しているため、365日24時間セブン銀行のATMを利用できます。

申し込みはWEBから24時間受け付けており郵送で契約が完了するため、原則店舗に訪問する必要はありません。

【三鷹産業】ビジネスローン(商工ローン)

三鷹産業 ビジネスローン
金利6.0%~15.00%
利用限度額50万円~1,000万円
資金使途運転資金、つなぎ資金、開業資金
提出書類■法人 / 法人印鑑証明、会社謄本、法人実印
■個人事業主/ 印鑑証明、住民票、実印、身分証明書
三鷹産業「ビジネスローン(商工ローン)」の概要

三鷹産業が提供するビジネスローンは、関西一円と三重県、愛知県、岡山県の中小企業もしくは個人事業主を対象にしています。

三鷹産業の設立は1972年、半世紀の歴史を持つ法人向けの貸金業者で、豊富な実績とノウハウを持っています。

審査では面談が行われます。これは、機械的に判断せずに利用者の状況や希望をしっかり聞いてから融資の判断をする、と考えてよいでしょう。審査の柔軟さが窺えます。

しかも即日融資が可能と審査スピードの速いビジネスローンです。

【ニチデン】事業者ローン

ニチデン 事業者ローン
金利4.8%~17.52%
利用限度額1億円まで(1億円以上も相談可能)
資金使途運転資金、つなぎ資金など
提出書類確定申告書、事業計画書
ニチデン「事業者ローン」の概要

ニチデンは関西に複数の店舗を展開している貸金業者です。個人向けのフリーローン・事業者ローン・不動産ローンを提供しています。

ニチデンの事業者ローンの融資限度額は1億円と高額です。さらに返済期限は20年以内とゆとりを持った返済が可能です。

なお、融資対象地域は関西一円と三重県に限定されています。

【ユニーファイナンス】事業者様向けビジネスローン

ユニーファイナンス 事業者様向けビジネスローン
金利12.00%~17.95%
利用限度額500万円(ビジネスローン)
100万円~1,000万円(スーパービジネスローン)
資金使途事業資金
提出書類本人確認書類、決算書(2期分)、
必要に応じて登記簿謄本、印鑑証明書など
ユニーファイナンス「事業者様向けビジネスローン」の概要

ユニーファイナンスは、利用限度額の異なる2種類のビジネスローンを提供しています。200万円までのビジネスローンと100万円から1,000万円まで借入可能なスーパービジネスローンです。

申し込みはホームページから24時間受け付けており、正午までに受付を完了すれば即日融資も可能です。

なお、契約書類は全国のセブンイレブンで印刷ができます。

【クラウドバンクフィナンシャルサービス】ビジネスローン

クラウドバンクフィナンシャルサービス ビジネスローン
金利4.0%~20.0%
利用限度額10億円まで
資金使途事業資金
提出書類本人確認書類、印鑑、印鑑証明書、納税証明書
クラウドバンクフィナンシャルサービス「ビジネスローン」の概要

クラウドバンクフィナンシャルサービスは、クラウドバンク株式会社の関連企業です。クラウドファンディングで資金調達を行っています。

提供するビジネスローンは担保が必要ではあるものの、利用限度額が10億円と非常に高額です。

金利が20.0%と高いと思われるかもしれませんがあくまでも上限金利です。借入が高額になれば適用金利は低くなります。

【オリックス・クレジット】VIPローンカード BUSINESS

オリックス・クレジット VIPローンカード BUSINESS
金利6.0%~17.8%
利用限度額50万円~500万円
資金使途事業性資金、プライベートでも利用可
提出書類本人確認書類、年収を確認できる書類
オリックス・クレジット「VIPローンカード BUSINESS」の概要

オリックス・クレジットが提供しているVIPローンカードBUISINESSの強みは審査スピードです。

審査は最短60分で完了し、即日融資が可能です。申し込みは24時間365日受け付けており、契約はWEBで完了するため郵送物や申込書の記入は必要ありません。

提携しているATMが多数あり、大抵の銀行やコンビニATMで借入や返済が可能です。また、オリックスグループの優待サービスを受けられます。

【プロミス】自営者カードローン

プロミス 自営者カードローン
金利6.3%~17.8%
利用限度額300万円まで
資金使途生活費および事業費
提出書類本人確認書類、収入証明書類
プロミス「自営者カードローン」の概要

消費者金融最大手のプロミスもビジネスローンを提供しています。大手消費者金融の強みでもある審査スピードを活かし、即日融資を可能にしています。

自営業者対象のため利用限度額が300万円とビジネスローンとしては物足りなく感じるかもしれなません。しかし、事業資金以外のプライベートな目的にも利用できるのは魅力的です。

ローンカード型のため、全国の提携ATMで24時間利用できます。

【オリコ】CREST for Biz(クレスト フォービズ)

オリコ CREST for Biz
金利6.0%~18.0%
利用限度額10万円~300万円
資金使途事業に関する資金借入
提出書類本人確認書類、所得証明書類(確定申告書Bまたは青色申告決算書もしくは収支内訳書)
事業状況の確認書面または借入計画書
オリコ「CREST for Biz(クレスト フォービズ)」の概要

大手信販会社のオリコが提供しているCREST for Bizは個人事業主向けのローンカードです。あくまでも個人事業主が対象のため、「株式会社○○」など法人格の代表者は申し込めません。

利用限度額は300万円とあまり高額ではないものの、ビジネスローンのため総量規制の対象外です。個人事業主が対象とは言え、年収の1/3以上の借入ができるローンカードと考えると利便性が高いビジネスローンです。

2023年1月現在、最大金利2.0%優遇のキャンペーンを実施しています。対象はネット経由で「CREST for Biz」に入会し、同時に借入を申し込んだ方です。

【セゾンファンデックス】カードローン(個人事業主専用)

セゾンファンデックス カードローン
金利6.5%~17.8%
利用限度額1万円~500万円
資金使途事業性資金(開業資金を除く)
提出書類本人確認書類、事業実態を確認できる書類、
異形計画や資金繰り・収支計画などがわかるもの、借入計画書(同社指定)
セゾンファンデックス「カードローン(個人事業主専用)」の概要

セゾンファンデックスはシニア世代や中小事業者に対する融資を行っている貸金業者です。「永久不滅ポイント」でお馴染みのセゾンカードを発行しているクレディセゾンのグループ企業です。

セゾンファンデックスは個人事業者向けのカードローンサービスを行っております。振込スピードが速く、会員はインターネット経由で申し込めば最短数十秒で振込が完了します。原則24時間対応可能です。

カードローンのため限度額内であれば何度でも利用できます。急な出費が必要な時、銀行融資までのつなぎとして使いたいなど、審査なしでその都度借入ができるのはメリットです。

【アコム】ビジネスサポートカードローン

アコム ビジネスサポートカードローン
金利12.0%~18.0%
利用限度額1万円~300万円
資金使途自由
提出書類直近1期分の「確定申告書B(第一表)(写し)」、契約限度額が100万円を超える場合には
青色申告の場合直近1期分の「青色申告決算書(写し)」、
白色申告の場合直近1期分の「収支内訳書(写し)」
アコム「ビジネスサポートカードローン」の概要

大手消費者金融、アコムは開業1年以上の個人事業主を対象としたカードローンを提供しています。

申し込みはWEBや電話、郵送、店頭窓口をはじめ自動契約機「むじんくん」でも受け付けています。むじんくんで契約が完了すればその日のうちに利用できます

すでにアコムのカードローンを利用している個人事業主であれば、ビジネスサポートカードローンへの切り替えもできます。

【アイフル】事業サポートプラン

アイフル 事業サポートプラン.jpg
金利3.0%~18.0%
利用限度額1万円~500万円
資金使途事業資金(運転資金・設備投資資金)
提出書類本人確認書類(原本)、健康保険証
■個人事業主の場合:確定申告書、同社指定の事業内容確認書
■法人の場合:決算書2期分、商業登記簿謄本(発行日より3か月以内)
アイフル「事業サポートプラン」の概要

大手消費者金融の一角、アイフルが提供しているビジネスローンが「事業サポートプラン」です。

事業サポートプランには個人プランと法人プランの2種類があり、個人プランの利用対象者は個人事業主で個人契約となります。一方法人プランの対象者は法人で契約は法人契約です。

利用限度額は500万円ですが、個人事業主を対象としたビジネスローンとしては高額です。

ローンカード型のビジネスローンのため、アイフルと提携している数多くのATMがいつでも利用できます。利便性の高いビジネスローンです。

おすすめのビジネスローン【銀行系おすすめ8行】

銀行 おすすめのビジネスローン

【GMOあおぞらネット銀行】あんしんワイド

GMOあおぞらネット銀行 あんしんワイド
金利0.9%~14.0%
利用限度額10万円~1,000万円
資金使途事業性資金
提出書類特になし
GMOあおぞらネット銀行「あんしんワイド」の概要

GMOあおぞらネット銀行のビジネスローン、「あんしんワイド」はビジネスローンの中では低金利で利用でき、限度額は1,000万円です。創業期や赤字の法人でも審査が通る可能性があります。

利用するには、GMOあおぞらネット銀行の法人口座を所有していなければいけません。さらに、7ヶ月以上継続して入出金を行う必要があります。

ただ、GMOあおぞら銀行と取引をしていれば他のビジネスローンよりも審査の手間が大きく省略できます

【福岡銀行】ビジネスローン フィンディ

福岡銀行 ビジネスローン フィンディ
金利2.0%~14.0%
利用限度額100万円~1,000万円
資金使途運転資金
提出書類本人確認書類、事業実態確認資料
福岡銀行「ビジネスローン フィンディ」の概要

福岡銀行が提供しているビジネスローン、フィンディは融資額が1,000万円まで借入ができます。福岡銀行の口座がなくても申込可能です。

強みは審査スピードと手軽に申し込みができる点です。事前審査は1分で完了し、本審査も最短即日で完了します。また、申し込み時に事業の説明や資料の作成は必要なく、印鑑証明や登記簿謄本の提出も必要ありません。

創業資金としての借入はできないものの、設立1年目から利用できるので、設立間もない事業主には助かる存在になるでしょう。

【PayPay銀行】ビジネスローン

PayPay銀行 ビジネスローン
金利1.8%~13.8%
利用限度額10万円~500万円
資金使途事業性資金
提出書類PayPay銀行のビジネス用の銀行口座「ビジネスアカウント」、
■法人向け:代表者の連帯保証
■個人事業主向け:事業実態確認資料、所得証明資料、
永住権または特別永住権の確認できる資料、古物商許可証など
PayPay銀行「ビジネスローン」の概要

PayPay銀行のビジネスローンは、「法人向け」「個人事業主向け」の2種類が用意されています。融資額や金利は同じ条件ではあるものの、法人の利用条件は「設立して2年以上(もしくは決算2期終了)の経過」です。

PayPay銀行の口座がなくても申し込めますが、利用にはPayPay銀行のビジネス用の銀行口座「ビジネスアカウント」の開設が必要です。

ネット銀行のため、申し込みから契約まで全てWEB上で完結し店舗に訪問する必要はありません。また、VISAデビット支払い時に口座の残高が不足していると自動で融資を行う自動融資の機能が備わっています。

【東京スター銀行】スタービジネスカードローン

東京スター銀行 スタービジネスカードローン
金利4.5%~14.5%
利用限度額50万円~1,000万円
資金使途事業性資金
提出書類本人確認書類、直近1期分の収入が分かる書類、
商業登記簿謄本(法人代表者の方)、
個人事業開業届出済証明書(開業間もない方)
東京スター銀行「スタービジネスカードローン」の概要

東京スター銀行が提供するスタービジネスカードローンは、来店不要で契約が完了するため全国どこからでも申込みが可能です。

また、インターネットバンキングである「東京スターダイレクト」に登録すると、スマホやPCからいつでも借入や返済ができます。

申し込みはWEBから行えますが、契約は郵送での手続きとなります。カードが手元に届くまで早くても1週間は必要なため、利用を考えているのであれば余裕を持って申し込んでください。

【三井住友銀行】ビジネスセレクトローン

三井住友銀行 ビジネスセレクトローン
金利2.125%~(審査による)
利用限度額1億円以内(10万円刻み)
資金使途運転資金、設備資金(決算・賞与資金としての利用も可能)
提出書類最新の税務申告書(原本3期分)、
最新決算期の納税証明書(法人税・消費税、その1・3-3)
三井住友銀行「ビジネスセレクトローン」の概要

三井住友銀行のビジネスローンは、融資額が1億円までと高額で、金利は審査次第ではあるものの2.125%からと低金利です。

申し込むには「2期以上の実績」「債務超過がない」「税金の未納がない」など多くの条件をクリアしなければいけません。しかも審査には時間がかかります。

しかし三井住友銀行のブランド力やまとまった金額を低金利で借りられるのは大きなメリットです。高額の融資を希望している経営者におすすめです。

【りそな銀行】りそなビジネスローン「活動力」

りそな銀行 りそなビジネスローン「活動力」
金利6.0%、10.0%、14.0%(保証料含む)
利用限度額10万円~500万円
資金使途事業資金(創業資金を含む)
提出書類■法人 / 直近2期分の決算書、
履歴事項全部証明書(商業登記簿謄本※発行より3か月以内)、代表者の本人確認書類
■個人事業主 / 本人確認書類、所得証明書類(申込金額が300万円を超える場合)
りそな銀行「りそなビジネスローン「活動力」」の概要

大手銀行の融資の契約は基本店舗で交わします。しかし、りそな銀行のビジネスローン「活動力」は原則メール・電話・郵送で手続きが完了します。

利用条件は「りそなグループの融資取引がない」「アイフルの保証が受けられる」「事業用口座の開設」などです。制限は多いものの低金利で融資を受けられます。

また、メガバンクの融資の中では比較的審査に柔軟です。特にりそな銀行をメインバンクにしている法人や事業主は審査の可否や審査の時間に配慮される傾向があります。

【三菱UFJ銀行】ビジネスローン「融活力」

三菱UFJ銀行 ビジネスローン
金利2.35%~9.0%
利用限度額5,000万円以内
資金使途事業資金
提出書類本人確認書類、確定した決算書2期分、
会員を証明できる確認書(優遇を受ける場合)
三菱UFJ銀行ビジネスローン「融活力」の概要

三菱UFJ銀行のビジネスローン、「融活力」は上限5,000万円までを低金利で借入ができます。

融活力の特徴は、特定の協会に加入している法人は金利の優遇を受けられる点です。具体的には、

  • 商工会議所・商工会の会員確認書発行を受けた会員企業
  • 法人会・納税協会の会員企業
  • 税理士会関与先企業

などの企業です。これらの企業であれば金利が2.1%~9.0%となり、0.25 %の優遇を受けられます。

【関西みらい銀行】事業者向けフリーローン

関西みらい銀行 事業者向けフリーローン
金利4.0%~13.5%
利用限度額10万円~300万円
資金使途事業資金の運転資金や設備資金
提出書類本人確認書類
関西みらい銀行「事業者向けフリーローン」の概要

関西みらい銀行が提供している事業者向けフリーローンは、営業区域内に居住もしくは営業していなければ利用できません。しかし、気軽に利用できるビジネスローンです。

このビジネスローンは対象が事業者のため、個人のフリーローンと審査にそれほど差がありません。手続きは簡単ですし、提出書類も本人確認書類があれば申し込めます。

限度額は300万円までではあるものの、銀行系の低金利で借入ができるのは魅力です。

ビジネスローンのメリット

ビジネスローンのメリット

ビジネスローンの大きなメリットは「銀行のプロパー融資よりも借りやすい」ですが、この他にも複数のメリットがあります。ビジネスローンのメリットを紹介します。

総量規制の対象にならない

カードローンやフリーローンを利用する際、年収の1/3以上の借入ができません。例えば、年収500万円の方が借入可能な金額は150万円までです。

これは、利用者の借りすぎを防ぐために貸金業者に対して総量規制の観点で年収の1/3以上の貸付を禁止しているからです。

過度な借入れから消費者の皆さまを守るために、年収などを基準に、その3分の1を超える貸付けが原則禁止されています(総量規制)。

引用元:お借入れは年収の3分の1まで(総量規制について)|日本貸金業協会

銀行が提供するカードローンやフリーローンは貸金業法の対象外ですが、銀行も自主規制で年収の1/3以上の融資を行っていません。

しかし、ビジネスローンは総量規制対象外のローンのため年収の1/3以上の借入が可能です。個人事業主でもビジネスローンであれば審査さえ通れば年収に関わらず借入ができます。

原則無担保・無保証人で借入ができる

銀行系商品の一部では担保や保証人が必要ではあるものの、ビジネスローンは原則無担保、無保証人で融資を受けられます。

公的な金融機関や銀行のプロパー融資は基本的に担保や保証人が必要です。ビジネスローンは返済能力さえ認められれば担保や保証人なしで融資を受けられます。

融資までのスピードが速い

ビジネスローンは銀行や信用金庫のプロパー融資と比較すると、申し込んでから融資までのスピードが非常に速いです。

一般的に、銀行や信用金庫で融資を受ける場合、申し込んでから融資までの期間は1ヶ月から3ヶ月はかかります。

一方でビジネスローンは銀行系でも申し込んでから3~5営業日で融資を受けられる可能性があります。ノンバンク系では即日融資に対応可能なビジネスローンもあります。

資金を早急に調達したい時にビジネスローンは頼りになるでしょう。

来店不要で契約ができる

銀行や公的金融機関で融資を受ける場合、店舗に赴いて契約を交わさなければいけません。しかしビジネスローンの中には、WEBや電話で契約が完了するものもあります。

多忙な経営者が金融機関の営業時間内に店舗に訪問する時間を捻出するのは大変です。店舗へ訪問する手間を省けるのはビジネスローンの大きなメリットです。

ビジネスローンのデメリット

ビジネスローンのデメリット

どのような金融商品にもメリットがあればデメリットもあります。これはビジネスローンも同様です。

ビジネスローンはデメリットも十分考慮の上申し込むかどうかを判断してください。

金利が公的機関や銀行より高い

ビジネスローンの金利は公的機関や銀行のプロパー融資と比較すると高く設定されています。

例えば、日本政策金融公庫の金利は0.4%~1.80%台です。また、メガバンクの金利は1.0%~3.0%です。

これに対してビジネスローンは低いと言われているメガバンク銀行系の商品でも金利は1%台から14%台です。ノンバンク系では上限金利を18.0%としている商品もあります。

融資を受け、借入期間が長期になると支払う利息は高額になります。ビジネスローンを利用する際にはしっかりと返済計画を立ててからにしましょう。

借入可能額が公的機関や銀行より低い

ビジネスローンは公的融資や銀行と比較すると利用限度額が少額です。銀行のプロパー融資や政府系金融機関の事業融資の利用限度額は数千万円単位が普通で億単位のものもあります。

しかしノンバンク系のビジネスローンの多くの限度額はおおむね数百万円です。利用目的は限られてくるでしょう。

新たな融資を申し込む際に審査に影響する可能性がある

ビジネスローンを利用すると、将来的に公的金融機関やプロパー融資を受ける際、審査にネガティブな影響を与えるかもしれません。

ビジネスローンの利用は銀行や公的金融機関に良い印象を持たれないからです。

ビジネスローンは一般的にはプロパー融資や公的機関から融資を受けられなかった、もしくは審査に落ちた法人が利用する融資です。

そのため、新たな融資を申し込む際に審査でビジネスローンの利用歴が判明すると、業績が良くないと審査担当者に判断されても仕方ありません

企業が借入を行うと決算書の借入金内訳に借入先や金額など詳細に情報が記載されます。ビジネスローンの利用は必ず審査でわかります。

ビジネスローンの審査基準

ビジネスローンの審査基準

ビジネスローンの審査基準は各社によって異なり、しかも非公開です。ただ、審査方式は各社ともに「スコアリングシステム」方式が採用されています。この方式は、審査スピードの迅速化を目的とした審査方法です。

まず、融資を希望する企業内容や事業の内容・業績・信用情報など様々な情報を点数化します。その後、その金融機関の過去の融資データと照合し、融資の可否や限度額、金利を決定します。

各社によって蓄積されたデータや点数の算出方法、点数のボーダーラインは異なります。もし申し込んだ金融機関で審査が通らなかったとしても他のビジネスローンでは審査が通るかもしれません。

スコアリングシステムで点数化される代表的な項目について解説します。

事業の状況

金融機関が企業に融資を行う際、最も注目するのはその企業の事業内容です。例えば、

  • 事業を継続している期間
  • 事業の規模や資本金
  • 売上はどの程度で黒字なのか
  • 資産、負債の状況

などの項目を確認します。金融機関からすると、返済能力のある安定した企業に融資を行いたいと考えています。

ただ、もし現状赤字だったとしても、その企業や事業の市場規模が広がる可能性がある、大きな受注が見込めるのであれば融資を行うかもしれません。

信用情報

企業の融資、さらに経営者の借入の状況は審査の大きなポイントです。

資産に対してどの程度の借入があるのかはもちろん、融資や借入の返済が問題なく行われているかもチェックされます。返済の延滞があると審査に悪影響を与えます。

なお、審査対象は融資の返済状況だけではなく納税状況も含まれます。税金の延滞があれば審査通過が非常に厳しくなります。

提出書類の内容

融資を申し込む際には、本人を確認する書類や収入証明書を提出いたします。ビジネスローンはさらに事業に関する書類を提出します。例えば、決算書や事業計画書、登記簿謄本などです。

審査を通過するためには、必要な書類を確実に揃え不備なく提出しなければいけません

書類に不備があると再提出の手間がかかります。さらに、「いいかげんな人」「信頼できない人」と悪い印象を審査担当者に与える恐れがあります。

ビジネスローンの審査落ちの原因とは

ビジネスローンの審査落ちの原因

いくら「審査が通りやすい」ビジネスローンでも、申し込めば必ず審査に通るわけではありません。ビジネスローンで審査落ちする要因を解説します。

申し込み内容に不備があったから

提出する書類に不備があれば、また、記入漏れやミスがあれば審査は通りません。と、いうよりも審査が行われません。書類の不備は修正や再提出できなければそのまま審査落ちしてしまいます。

また、情報の虚偽の申告も同様で審査落ちの原因になります。

審査を通りたいがために多少年収や売上を偽って申告したくなる気持ちは理解できます。しかし、金融機関の調査能力は高いので必ず虚偽が発覚します

申し込み時に申告する情報は、正確で偽りのないようにしてください。

開業から1年経過していないから

開業してから1年未満の法人がビジネスローンの申し込みをしても審査の通過は非常に厳しいです。

ビジネスローンの多くは申し込み時に決算書や確定申告書の提出を求めます。開業してから1年未満の法人はこれらの書類を提出できないため申し込みができません。

また、開業して1年未満の実績のない企業に対して融資を行うのは金融機関にとって大きなリスクです。企業が廃業する確率が高いのは1年未満だからです。

わざわざ開業1年未満の企業に融資する金融機関はごくわずか、とお考えください。

信用情報に問題があったから

事業主の信用情報に問題があった場合、ビジネスローンの審査通過は難しくなります。ローンやクレジットの利用状況は信用情報機関に登録され、審査では必ず照会されます。

そのため、一定期間内に、

  • 自己破産や特定調停など債務整理をしている
  • クレジットカードやカードローンの長期延滞
  • クレジットカードの強制解約
  • 同時に複数のローンやキャッシングに申し込みをしている

などの情報が信用情報機関に記録されていると審査落ちします。

ちなみに、信用情報には借入の申し込みの情報も記録されます。短期間に複数のローンに申し込むと、審査で「審査に自信がない」「よほどお金に困っている」とネガティブな印象を与えます。結果的に、返済能力がないと判断され融資は見送りとなります。

また、前述の通り税金の延滞も審査落ちの原因になります。

債務超過の状態だったから

事業が赤字であってもビジネスローンの審査に通る可能性はあります。しかし、債務が資産額を上回る「債務超過」の場合だと審査落ちの原因になります。

たとえ経営状況が赤字でも、ビジネスが近いうちに成功すると判断されれば金融機関は投資の意味も含め融資を行います。また、明確に売上が見込める場合も同様です。

しかし、資産を全て売却しても債務を解消できない状態はもはや経営が破綻している、と判断されても仕方がありません。

ただ、まれに「現在の返済能力に問題なければ債務超過でも融資を行う」中小のノンバンク系ビジネスローンも存在します。

希望金額が適正金額より高額だから

ビジネスローンに申し込む際に希望額を申告しますが、初回契約時点で借入希望額を高めにすると審査に落ちるかもしれません。

返済実績のない利用者に高額の融資を行うのは金融機関大きなリスクになります。

また、「設立して歴史が浅く実績がない」「利益率が低い」「赤字が継続」などの状況で高額融資を希望しても融資を受けるのは難しいと理解いただけるでしょう。

ビジネスローン審査に通るにはどうすればいいのか

ビジネスローン審査に通るには

ビジネスローンを利用するのであれば、スムーズに審査を完了させて融資を受けたいものです。

ビジネスローンの審査を通過するための方法やポイントを照会します。

審査に通りやすい金融業者を選択する

審査通過を目的とするのであれば、審査に柔軟と言われてビジネスローンに申し込むべきです。数あるビジネスローンの中で、審査に通りやすいと言われているのは下記の要件のどちらか、もしくはいずれも備えています。

上限金利が高い

金利が低いと審査が厳しく、金利が高ければ審査が比較的通りやすいのはご理解いただけるでしょう。金利が高いビジネスローンは金利が低いビジネスローンより審査が通りやすいと言えます。

金利を高く設定するとその分短期間で元金が回収できます。そのため、多少審査基準を下げても融資を行えるのです。

なお、利用限度額を低めのビジネスローンも審査が通りやすいとお考えください。貸し付ける金額が少なければその分短期間で元金の回収が可能になり、貸し倒れのリスクを回避できるからです。

ビジネスローン専門業者

ノンバンク系、特にビジネスローンの専門業者は審査が柔軟と言われています。

他の金融機関は個人向け融資など複数の金融商品の提供など複数のビジネスを展開しています。しかし、専門業者はビジネスローンだけしか取り扱っていません。

そのため、申し込みがあるとビジネスの機会を逃さないように柔軟に審査を行い、返済能力があると判断すれば積極的に融資します。

専門業者はビジネスローンの融資や回収に関する実績や知識が豊富です。他のビジネスローンができない柔軟な対応が可能です。

借入金額は必要最低限で

事業を行っていると資金に余裕があったほうが安心です。ビジネスローンに申し込む際、必要な金額以上の金額を希望したくなる心境は理解できます。

しかし、審査通過を目指すのであればまずは必要最低限の金額で申し込んでください。融資金額が低ければ低いほど審査基準は低くなります。

もし高額の融資を希望するのであれば、返済実績を作ってから増額申請をしてください。返済実績に問題がなければ新規の申し込みの審査よりも増額の審査のほうが通りやすいからです。

審査に通りやすい時期に申し込む

一年のうちで比較的審査に通りやすい時期はあります。それは3月の年度末の時期です。

ビジネスローンを提供している金融機関もビジネスです。利益を上げるために数多くの融資を行わなければいけません。

年度末になると実績を挙げるために金融機関の営業担当も必死です。多少審査基準が低くなる可能性があります。

担保・保証人を用意する

基本的にビジネスローンは無担保、保証人なしで融資を受けられます。しかし、担保や保証人を用意できるのであれば審査が非常に通りやすくなります

特に審査に自信がない人にはおすすめです。担保として認められるのは土地や不動産、車、株券や国債などです。

保証人に関しては無理に用意する必要はありませんが、用意しておけば審査通過率が高くなるでしょう。

開業してから1年以上してから申し込む

開業1年未満の法人や事業主はビジネスローンの利用が難しいため、開業してから1年が経過してから利用を検討してください。

もしくは他の方法での資金調達を検討してください。

ビジネスローンは開業資金を借りられるのか?

開業資金も立派な事業資金です。ビジネスローンは事業資金の融資のため開業資金も借りられる、と思われるかもしれません。

ただ、基本的にビジネスローンで開業資金の借入は難しいとお考えください。開業資金の融資を行うビジネスローンは存在するものの数は多くありません。

ビジネスローン以外に開業資金を調達するには下記の方法が挙げられます。開業資金を調達したい方は検討してください。

  • 日本政策金融公庫
  • 銀行からの融資(プロパー融資・保証協会融資)
  • 銀行や消費者金融のフリーローン(個人事業者のみ)
  • 地方自治体の制度融資
  • 地方自治体の補助金や助成金
  • ベンチャーキャピタルからの出資
  • ファクタリングの利用
  • クラウドファンディングの活用

開業資金を調達する場合、融資する側から「事業が継続できる」「成功できる」「返済能力がある」と認められなければいけません。先方を納得させるための資料や情報が必要です。

即日融資を実現するには

即日融資を実現するには

ビジネスローンを利用したい方で、すぐにでも資金を調達したい方は多いでしょう。ビジネスローンで即日融資を受けるための方法を紹介します。

審査が速いノンバンク系のビジネスローンに申し込む

当たり前の話ですが、即日融資を希望するのであれば即日融資可能なビジネスローンに申し込まなければいけません。

ノンバンク系のビジネスローンの多くは即日融資に対応しているため、まずは利用を検討してください。ちなみに、銀行系のビジネスローンは融資までの期間は早くて1週間で、1ヶ月程度かかる場合もあります。

注意していただきたいのは、「即日審査」と「即日融資」は違う点です。審査が即日完了しても融資は翌日になる場合があります。

即日融資を希望しているのであれば、公式サイトなどで「最短即日融資」を明言しているビジネスローンを選択してください。

申し込みは午前中の早い時間帯までに

即日融資可能なビジネスローンでも申し込みは午前中の早い時間に完了してください。

いくら即日融資が可能でスコアリング方式で機械的に審査を行うビジネスローンでも、最終的に審査の可否を判断するのは審査担当者です。

申し込みが多いと後からの申し込みに対する審査の判断は後回しになり、その日のうちに審査結果が出ない可能性が出てきます。

また、銀行振込を希望する場合、即日融資を受けるには銀行の営業時間が終わる15時までに融資を決定しなければいけません。

できる限り早い時間帯に契約を完了させましょう。

申し込みの際記入ミスをしない

融資を申し込む際、様々な情報を記入、もしくは入力します。この際、正しい情報を申告しないと審査で真偽の確認に時間がかかり即日融資を受けられなくなります。

審査に時間がかかるだけならまだよいのですが、場合によっては審査落ちする可能性もあります。即日融資を希望するからこそ、情報の記入は慎重に丁寧に行ってください。

審査に落ちた時どうするのか

審査に落ちた時どうするのか

頼りにしていたビジネスローンの審査に落ちたとしても悲観せずに冷静に対処しましょう。対処法を紹介します。

別のビジネスローンに申し込む

ビジネスローンを取り扱っている金融機関は多数存在しますし、審査基準も各社によって異なります。1社審査に落ちたとしても他のビジネスローンの審査に通る可能性は十分あります。

審査要件を満たしているビジネスローンを探して再チャレンジしてください。

他の方法で資金を調達する

開業資金を調達する方法としてビジネスローン以外の資金調達法を紹介しました。難易度が高い方法もありますが複数の資金調達法があります。諦めず検討してください。

もし、売掛債権があれば「ファクタリング」で資金調達が可能です。ファクタリングとは、売掛金をファクタリング会社に売却する方法です。

売掛債権をファクタリング会社に売却すると、債権から一定の手数料(20%程度)を差し引いた金額を受け取れます。売掛金を満額受け取れるわけではないものの、手っ取り早く資金を調達できます。

ただ、ファクタリングの手数料は高額で利用しすぎると経営を圧迫します。あくまでも一時しのぎとしてお考えください。

ビジネスローンに関するよくある質問

ビジネスローンとカードローンとの違いはなに?

まずは利用目的が異なります。カードローンは基本的に利用目的を問わないものの事業資金の利用を禁じています。一方でビジネスローンの利用目的は事業資金のみです。

次に総量規制です。カードローンでは総量規制の観点で年収の1/3以上の借入ができません。しかしビジネスローンは総量規制の対象外のローンのため年収の1/3以上の借入が可能です。

審査なしのビジネスローンはある?

ありません。正規の金融業者は融資を行う際に必ず与信審査が義務付けられています。審査なしのビジネスローンは違法金融業者です。

違法金融業者は法定金利以上の金利で融資を行い返済が滞るとあらゆる手段で取り立てます。決して手を出さないでください。

また、審査の甘さをアピールしているのも同じく違法金融業者です。法律では貸金業者に対して、誰にでも借りられるような広告の表現を禁じています。絶対に連絡してはいけません。

審査落ちの理由は教えてもらえる?

各社とも審査基準は非公開のため、審査落ちしたとしてもその理由が明らかにはされません。

ただ、審査落ちする理由は「返済能力がない」と判断されるか「信用情報に問題がある」のいずれかです。改善可能であれば改善してから改めて申込みましょう。

また、申し込む際に不備がなかったのかどうかも検証してください。

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