ビットコイン始め方や買い方入門編!初心者向けおすすめ仮想通貨取引所一覧【2023年】

ビットコイン 始め方

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投資の方法としてまず思い浮かぶのは株式投資やFXですが、近年注目されているのは仮想通貨です。

中でも、ビットコインは2021年には1ビットコイン(BTC)が777万円の最高値を記録し話題になりました。現在でも1BTCは370万円台の価格で推移しています(2023年4月24 日現在)。

資産運用の手段としてビットコイン取引を検討している方は少なくないはずです。上手くいけば短期間で高収益を得られるかもしれません。

しかし、いざビットコイン取引を始めたくても具体的な購入方法がわからない方もいるでしょう。そのような仮想通貨取引初心者のために、ビットコイン取引の始め方や買い方、おすすめの取引所を紹介します。

また、資産としてのビットコインの特徴やビットコインで利益をあげるためのコツも解説します。

目次

ビットコイン初心者向けのおすすめ取引所一覧

スクロールできます
仮想通貨取引所通貨数取引手数料入金手数料出金手数料
bitFlyer19数量×0.01~0.15%銀行振込/無料

クイック入金
住信SBIネット銀行からは無料
その他の銀行からは330円/件
三井住友銀行
3万円未満220円
3万円以上440円

その他の銀行
3万円未満は550円
3万円以上は770円
DMM Bitcoin25無料
※BitMatch手数料を除く
無料無料
Coincheck19無料銀行振込/無料

コンビニ入金
3万円未満:770円
3万円以上30万円以下:1,018円

クイック入金
3万円未満:770円
3万円以上50万円未満:1,018円
50万円以上:入金金額×0.11%+495円
407円
楽天ウォレット9無料無料300円
LINE BITMAX7無料無料LINE Pay残高/110円
銀行/400円
GMOコイン23無料無料無料
SBI VC トレード14無料無料無料
bitbank24メイカー/-0.02%
テイカー/0.12%
無料3万円未満550円
3万円以上770円
BitTrade27メイカー/0.008%~0.10%
テイカー/0.0024%~ 0.10%
クイック入金 / 無料
振込・ペイジー・コンビニ / お客様負担
330円
BITPOINT17無料無料無料

ビットコイン取引の始め方

ビットコイン取引の始め方

ビットコイン取引、つまりビットコインの購入・売却は専門の取引所を通じて行います。株式売買の証券会社にあたる存在です。

ビットコイン取引を行うにはまずこのような仮想通貨取引所で口座を開設しなければいけません。

仮想通貨取引所の口座開設からビットコインの購入までのプロセスを紹介します。

口座開設に必要なもの

取引所で口座を開設する前に、取引のための環境と提出する書類を揃えなければいけません。具体的には本人を確認するための書類(運転免許証や個人番号カードなど)が必要です。

また、取引を行うためには取引用の端末(PC、スマホ)や銀行口座、連絡先であるメールアドレスが必要不可欠です。

仮想通貨取引業者の口座開設を行う

仮想通貨取引所にビットコインの購入を申し込んでも取引所は無条件に売ってはくれません。まずは専用の口座の開設が必要です。株式投資やFXは証券会社やFX取引所に口座がなければ取引できないのと同様です。

仮想通貨取引所の口座は無料で開設できます。口座の申込みから開設まではほとんどの取引所で下記の流れで行われます。

  1. メールアドレスとパスワードを登録する
  2. 二段階認証の設定
  3. 個人情報を登録する
  4. 本人確認書類を提出し審査が行われる
  5. 審査がOKであれば銀行口座を登録する
  6. 取引口座開設完了

申し込みは各取引所のホームページから簡単に行なえます。本人確認も手元に書類があればスマートフォンで撮影したものをアップロードすれば認められます。登録自体は5分程度で終了するでしょう。

情報の登録や書類のアップロードが完了すれば審査が開始され、申込者が本人と確認できればメールで口座開設のお知らせが届きます。

届いたメールのリンクからマイページにアクセスし、銀行口座を登録すれば早ければ申し込んだその日のうちに取引ができます。

日本円を取引口座に入金する

口座を開設した後に仮想通貨を購入するための日本円を入金します。入金方法は取引所によって異なりますが、代表的なのは、銀行入金・コンビニ入金・クイック入金の3種類です。

このうち、クイック入金はインターネットバンキングを利用するため、スマートフォンさえあればいつでもどこでも入金ができます。しかも銀行やコンビニ入金で支払う手数料が無料になります。

ビットコインを購入する

口座に入金が完了すればビットコインをはじめ仮想通貨を購入できます。ビットコインを希望の金額と数量で購入するのですが、ビットコインを購入するにはいくつかの購入方法や取引方法があります。

次項で詳しく解説します。

ビットコインの買い方

ビットコインの買い方

ビットコインを購入する際には、仮想通貨取引所を利用しなければいけません。

仮想通貨取引所によって最小注文単位や購入方法が異なるので、自分の取引スタイルに応じて選択してみましょう。

ビットコインはいくらから買えるのか

ビットコインは果たしていくらから購入できるのか気になる方は多いでしょう。ちなみに、2023年4月24日時点での1BTCの価格はおよそ370万円です。ビットコインは高額の資金がないと取引ができない、と考えている方もいるかもしれません。

実はビットコインの最小取引単位は1BTCではなく、0.00000001BTC(小数点8桁)です。最低注文単位は各取引所によって異なりますが、中には0.00000001BTCから注文できる取引所もあります。

この場合、1BTCが300万円だった場合取引可能な最低金額は1万分の1の3円です。もし0.001BTCが最低取引単位の取引所であれば3,000円です。

ビットコイン取引は数百円、数千円単位から手軽に行える投資とお考えください。

bitFlyer0.00000001
DMM Bitcoin0.0001
Coincheck0.001
楽天ウォレット0.0001
LINE BITMAX0.00000001
GMOコイン0.00001
SBI VCトレード0.0001
bitbank0.00000001
BitTrade0.0005
BITPOINT0.00000001
主要仮想通貨取引所のBTC最小注文単位

ビットコインの購入方法

ビットコインは仮想通貨取引所で購入しますが、手に入れる方法としては、「取引所取引」「販売所取引」「レバレッジ取引」があります。

このうち、レバレッジ取引は初心者にはおすすめできません。少額の資金で実際の金額以上の取引ができるものの大きな損失が出る可能性があるからです。

初心者がビットコイン取引を行うのであれば取引所か販売所、いずれかの取引方法がよいでしょう。

取引所取引の特徴

取引所取引とは、取引所のユーザー同士で取引を行う取引形式です。購入したい数量と価格を注文し、希望の数量や価格で売りに出しているユーザーと取引を行います。

メリットは取引のコストを抑えられる点です。仮想通貨取引所の仲介なしに取引が行われるので販売所が設定している広いスプレッドが発生しません。

その反面、販売所取引と比較すると取引が成立しにくい傾向を持ちます。売り手や買い手がいないと取引が成立しないからです。また、注文方法が多岐に渡るため初心者にはとっつきにくいと感じる可能性があります。

販売所取引の特徴

販売所取引は、仮想通貨取引所とユーザーとの間で売買を行う取引です。希望の金額と数量を注文すれば相場の状況に関わらずすぐに購入できます。

取引所が相手なので少額から購入できる、対応している銘柄が多いなどのメリットもあります。初心者でもスムーズに仮想通貨投資に取り組めるでしょう。

デメリットはコストがかかる点です。販売所取引所では仮想通貨の売買価格に関して、購入価格を売却価格より高額に設定しています。この、購入価格と売却価格の差がいわゆる「スプレッド」です。

スプレッドは販売所の利益であり、取引におけるコストになります。スプレッドが広いとその分コストがかかってしまいます。

Bid(売値)3,150,252円
Ask(買値)3,218,728円
某日のビットコインレート例

上記の場合、1BTCの購入価格と売却価格の価格差が68,476円です。購入直後に売却すると68,476円の損失が出る、とお考えください。

ビットコインの取引方法

ビットコインの取引は単に希望金額で購入・売却するだけではなく複数の方法で可能です。

主な取引方法は「現物取引」「積立投資」「レバレッジ取引」「レンディング」の4種類で、それぞれ特徴があります。また、メリット、デメリットがあるので上手く使い分ける必要があります。

現物取引

現物投資は、仮想通貨を実際に購入・売却する取引です。ビットコインを購入すれば実際に保有した状態になります。

購入価格より価格が上がった状態で売却すればその差額が利益となり、逆であれば損失となります。損失に関しては最大でも「仮想通貨を購入した金額」です。(仮想通貨の価格がゼロになる可能性が低いので考えにくいですが)。

利益も損失もシンプルでわかりやすいため、仮想通貨投資初心者の方はまず現物取引をおすすめします。

積立投資

積立投資とは、「定期的に一定額の金額で仮想通貨を購入していく」取引方法です。例えば、「毎月1万円をビットコインに投資する」と設定し投資するのです。

この場合、ビットコインの価格が高くなれば購入するビットコインの数が減り、価格が下がれば購入数が増えます。コツコツとビットコインの数量を増やせますし、常に価格の変動を気にする必要がなくなります。

大きな儲けが出る取引方法ではないものの少額投資が可能な取引方法です。

レバレッジ取引

レバレッジとは「てこの原理」を意味する言葉です。レバレッジ取引は、証拠金(口座にある金額)を担保に、証拠金以上の取引を行う方法です。現在、国内の仮想通貨取引所では最大2倍のレバレッジをかけられます。

例えば、1BTCの価格が300万円の時に口座の入金額が300万円であれば、購入できるのは1BTCまでです。

しかし、もし2倍のレバレッジで取引を行えば、口座の300万円を証拠金にして最大600万円分である2BTCの購入を可能にします。利益が出た場合その金額は2倍になるため効率的に利益をあげられます。

なお、レバレッジ取引は現物取引のように仮想通貨の受け渡しを行う取引ではありません。買付金額と売却金額の差額を損益とする「差金決済」です。

レバレッジ取引では実際に現物を所有していなくても売却ができます。そのため、価格が高い時に売却(空売り)し、価格が低くなって購入すればその差額が利益になります。

レバレッジは利益が出る時は効率的ですが、損失が出るときには通常より大きな損失となります。十分注意してください。

レンティング

レンティングは保有している仮想通貨を取引所に貸し出し利益を得る方法です。利率に応じた数量の仮想通貨を利息として受け取るシステムです。

支払われる利息の利率は年で1%~5%程度で設定されています。昨今、銀行の貯金の利息が0.0002%と言われている中、効率的にしかも預けておくだけで資産運用ができます。

レンティングのデメリットは「仮想通貨を貸し出している間は何もできない」点です。途中解約ができないため、貸し出している状況で大幅に価格が下落しても売却できません。

ビットコインの代表的な注文方法

ビットコインは注文方法にも様々な方法があります。「成行注文(ストリーミング注文)」「指値注文」「逆指値注文」「OCD注文」「IFD注文」・・などなど。それぞれ強みや特徴があります。

このうちもっとも利用されている成行注文(ストリーミング注文)と指値注文と逆指値注文を紹介します。

成行注文(ストリーミング注文)

成行注文とは、値動きに合わせて成行で注文する方法です。利益や損失を確定させたい場合など、価格を指定しない注文方法です。注文したらそこで約定(売買が成立)します。

成行注文のデメリットは注文と約定のタイムラグの間に価格がずれる(スリッページ)可能性がある点です。スリッページが大きいと希望しない価格で約定するかもしれません。

そのリスクを回避するのが「ストリーミング注文」です。スリッページが大きい場合には約定しない機能が備わっています。

ただし、どうしても約定したい時に価格変動が激しい時に約定できない場合もあります。

指値注文

指値注文は、自分にとって有利な価格になったら購入する、もしくは売却する注文方法です。

例えば、「◯◯円より価格が上がったら売却する」「下がったら購入する」と注文します。売りの指値注文の場合、指定の価格以上の買い注文がなければ売却されません。

指値注文は利益重視の注文方法ですが、逆に損失を軽減するための注文方法が「逆指値注文」です。自身に不利な価格を設定し、その価格が不利な方向に動くと売却(もしくは購入)します。

不利な価格を設定する逆指値注文は損失を前提とする注文方法のため、違和感があるかもしれません。しかし、損失拡大を防ぐ有効な注文方法であると認識してください。

人間は損失を出している時は決断が遅くなります。躊躇している間に傷が大きくなるかもしれません。

そもそもビットコインとは?

ビットコインとは

世界中で注目されているビットコインですが、実際どのような通貨なのかご存知ない方も多いでしょう。改めてビットコインについて解説します。

仮想通貨とは

仮想通貨(暗号資産)とは、インターネット上でやりとりされ、通貨のような機能を持つ電子データです。紙幣や硬貨のように物理的な貨幣は存在しません。

仮想通貨と一般的な通貨との大きな違いは法定通貨ではない点です。一般的な通貨は国がその効力を保証して発行しているため金銭としての価値を持ちます。

仮想通貨は代金の支払いや法定通貨への交換も行えます。また、電子データのため銀行を介さず世界中に送金できるといったメリットを持ちます。

ただし、法定金利ではないためいつ価値がゼロになってもおかしくありません。また、様々な要因に価格が大きく変動する傾向を持ちます。

代表的な仮想通貨は2009年にスタートしたビットコインを始め、イーサリム、リップル、NEMなどです。ビットコインやイーサリムから派生した通貨も誕生しています。

ビットコインとは

仮想通貨の代名詞といえばビットコインと言っていいでしょう。ビットコインは2008年にサトシ・ナカムラの名前で構想が発表され、2009年にスタートした世界初の仮想通貨です。

法定通貨ではない仮想通貨は通貨としての価値の確立が困難です。しかしビットコインは「ブロックチェーン」の技術を用いることによって貨幣としての価値を高めました。

ビットコインの発行数は2100万枚と決められており、2021年9月時点での発行数はおよそ1,863万枚でした。2023年2月22日時点の時価総額はおよそ63兆4,800億円です。

ブロックチェーンとは

法定通貨でないビットコインが世界中に浸透し、仮想通貨の認知度を上げたのはブロックチェーンの技術を活かしたからです。

ざっくりと説明すると、ビットコインの取引データはブロック状に分けられ、チェーン上で繋がっています。ビットコインの取引が行われるとチェーンを通じて全てのブロックに情報が共有されます。

一度記録されたデータの変更は全てのブロックのデータを変更する必要があります。しかし、ブロックチェーンでは全てのブロックの運営者が悪意を持たない限りデータの改ざんは物理的に困難です。そのため、通貨の保有量を操作するなど不正ができません。

ビットコインが通貨としての価値を持つのは、この技術を活かし発行数や取引が世界中で厳しくチェックされているからです。明確な管理者が存在しないからこそ価値を保っている通貨と言えます。

ビットコインウォレットとは

ビットコインを保有する上で重要なのがビットコインウォレット(財布)です。

ビットコインは電子データであり、購入するとビットコインのアドレスを保管しなければいけません。しかし、ハッキングを受け情報を紛失しデータを失うとビットコインが消失してしまいます

そのため、ビットコインアドレスは厳重に管理しなければいけません。その保管場所がビットコインウォレットです。

ビットコインウォレットは大きく分けて「ホットウォレット」と「コールドウォレット」があり、さらに細分化されています。

それぞれメリット、デメリットがあるため、特徴を把握した上でどのウォレットで保有するかを判断してください。

ホットウォレット

ホットウォレットはインターネット上に存在するウォレットです。スマホのアプリやPC上のウォレットが該当します。

ホットウォレットのメリットは「ビットコインの送金が簡単にできる」です。ネット上に存在するため、必要であればすぐに送受信ができます。

一方でデメリットはセキュリティに関するリスクです。いつ不正アクセスを受けビットコインが盗まれてもおかしくはありません。ホットウォレットを利用するのであれば少額の保管をおすすめします。

代表的なホットウォレット
  • 取引所のサイト上にある「オンラインウォレット」
  • 携帯端末に対応した「モバイルウォレット」
  • PC上に保管する「デスクトップウォレット」

コールドウォレット

コールドウォレットはインターネットと切り離してビットコインを保管するウォレットです。物理的なウォレットと言っていいでしょう。

メリットは何と言ってもセキュリティの高さです。インターネットとは関係ないウォレットのためハッキングされる心配はありません。

一方で物理的なウォレットのため保管に注意しなければいけない点がデメリットと言えます。端末を紛失、もしくは破損するとデータを失ってしまいます

代表的なコールドウォレット
  • 専用の端末に情報を保管する「ハードウェアウォレット」
  • 紙に印字して保管する「ペーパーウォレット」

ビットコイン取引のメリット

ビットコイン取引のメリット

投資として考えた場合、ビットコイン取引の大きなメリットは「少額で行える」点が挙げられます。

1BTCの価格が百万円単位であったとしても、ビットコインの最小取引単位数は0.00000001BTC単位です。また、多くの取引所の最小注文単位は千分の1単位からです。

株式投資やFXと比較すると数千円単位で投資ができるのはビットコインの大きな魅力です。

価格変動が大きく儲けやすい

ビットコインはFXや株式と比較すると価格変動が非常に大きい金融商品です。短期間で大きな利益をあげるのも夢ではありません。

ビットコインの直近の値動きを見てみましょう。2023年2月27日時点での1BTCの価格は310万円台でした。そのおよそ1ヶ月前である1月25日の価格は290万円台です。

わずか1ヶ月で価格が10%上昇しています。1ヶ月で10%の利益を得られる金融商品はそうそうありません。 

必ず儲かる保証はないものの、投資として魅力的な金融商品であるのは事実です。

いつでもどこでも取引ができる

ビットコインはブロックチェーン技術で世界中あらゆる地域で取引が管理されています。そのため、インターネットがつながっている環境であれば24時間365日いつでもどこでも取引ができます。

株式投資やFXは証券所が業務を行っている時間内でしか売買を行えません。ビットコインは思い立った時にいつでも取引ができるのです。

個人への送金が簡単にできる

何らかの理由でお金を誰かに送る場合、手段は銀行など金融機関を通じて送金するか現金書留など物理的な方法のいずれかです。

ビットコインは、ウォレットを所有している方であれば希望の金額を直接送れます。データを送る作業のためインターネットさえ繋がっていれば即送金できるのです。

また、銀行を通じて送金や振込を行うとそれなりの手数料が必要になりますが、ビットコインの送金は安価です。中には手数料無料の取引業者もあります

ビットコインのデメリット

ビットコインのデメリット

メリットだけを考えると理想的な通貨だと思えますが、デメリットになる部分があるのも事実です。

デメリットをしっかり把握したうえで、取引を検討してみてください。

価格変動が大きく損失を被る可能性がある

ビットコインの価格変動の大きさはメリットとして紹介しましたが、当然デメリットとも言えます。場合によっては大きく損をする可能性があります。

2021年の11月から2022年1月にかけて、1BTCの価格は760万円台から390万円台にまで下落しました。わずか3ヶ月で価値がほぼ半分になったのです。2021年11月に購入した方は大きな含み損を抱えたでしょう。

ビットコインを始め仮想通貨は常にこのようなリスクを含んでいるとお考えください。投資を行うのであればビットコインのみに頼らない分散投資をおすすめします。また、長期保有を前提に短期的に一喜一憂しないようにしましょう。

セキュリティの不安がある

ビットコインは電子データです。ハッキングされる危険性がある通貨です。

ハッキングされる可能性があるのは個人のパソコンやスマホだけではありません。取引所にハッキングが行われ顧客の仮想通貨が流出したケースもあります

参考元:仮想通貨外部流出事案に対する対応|金融庁

IT技術は常に進化していますが、これは悪意のある人間が持つ技術も同様です。高度なハッキング技術で攻撃を受ければどんなに強固なセキュリティを施しても破られる危険性があるのです。

法定通貨として保証されていない

国が発行する通貨はその国がお金としての価値を保証しています。しかし仮想通貨は国家がその価値を保証していません。

法定通貨としての価値がないからこそビットコインは景気動向や地政学上の問題で大きく価格変動します。

ビットコインは新興国の法定通貨として採用されるなど価値が高まっています。しかし、大きく価格が下落しても価値を保証する国家や中央銀行は存在しません。

ビットコインの価値がなくなってしまう可能性は否定できないのです。

税率が株式やFXと異なる

ビットコインで得た利益に対する課税額は、株式やFXと税率が異なるので注意が必要です。

株式やFXの利益は租税特別措置法で税率がおよそ20%に軽減されます。しかし仮想通貨は「雑所得」に分類され、他の所得と合算され課税されます。住民税を含むと最大課税率は55%になります。

ビットコインでの資産運用は株式投資とFX投資と同様のイメージを抱く方が多いかもしれません。しかし支払う税金は大きく異なると認識してください。

ビットコイン取引所の選び方

ビットコイン取引所の選び方

ビットコインは仮想通貨取引所を通じて売買を行います。ビットコイン取引を行いたくても数多くの取引所の中でどの取引所を選べばいいのか悩ましく感じている方もいるでしょう。

仮想通貨取引所の選び方を紹介します。

国に認可されている仮想通貨取引所を選ぶ

ビットコイン購入のためには仮想通貨取引所にお金を預けなければいけません。仮想通貨取引所選びでの最重要ポイントは、「大切なお金を安心して預けられる取引所かどうか」です。

判断材料はいくつかありますが、最低限確認するのは金融庁の認可の有無です。

仮想通貨取引所が金融庁の認可を得るには様々な基準をクリアする必要があります。セキュリティ対策や経営状態に不安がある取引所には金融庁は運営の許可を出しません。国のお墨付きの取引所を必ず選んでください。

参考元:暗号資産交換業者登録一覧|金融庁

セキュリティ対策が万全の取引所を選ぶ

ビットコインをはじめ仮想通貨は物理的なお金ではなく、通貨としての価値がある電子データです。取引所がサイバー攻撃を受けて通貨が流出する事件は幾度となく起こっています。

各仮想通貨取引所のセキュリティ対策は必ず確認してください。各社のホームページにはセキュリティ対策が紹介されています。その上で信頼できる取引所を選びましょう。

手数料が安い取引所を選ぶ

ビットコイン取引には取引手数料やスプレッド、入出金手数料などの費用が発生します。費用を抑えるためには手数料が安い取引所を選ばなくてはいけません。

特に初心者は取引のコスト計算に慣れていません。たとえ取引で利益を出しても手数料の存在を意識せずそれほど利益が出ていなかった、などの状況になる可能性があります。

各取引所の手数料、スプレッドを比較し総合的にお得な取引所を選びましょう。手数料が無料でもスプレッドの幅が広い取引所やその逆の取引所もあります。取引スタイルによってコストの安さは異なります

ツールやアプリが使いやすい取引所を選ぶ

ビットコインの取引はスマホやPCで行います。しかも24時間365日常に値動きし取引が可能です。操作性に優れたツールやアプリを用意している取引所がおすすめです。

直感的に操作できる、見やすさを重視している、分析に強みを持つ、などツールやアプリはそれぞれ強みがあります。何を重視するかによって取引所選びも変わるしょう。

取引方法が多い取引所を選ぶ

ビットコインは、販売所取引か取引所取引で取引されます。仮想通貨取引所にはいずれの取引も可能な取引所もあれば、どちらかの取引方法しかできない取引所もあります。

取引所でできる取引方法はどの方法かも取引所選びのポイントです。おすすめはいずれの取引もできる取引所です。

取引方法はそれぞれメリットもあればデメリットがあります。いずれの取引ができればデメリットが補完できます。

仮想通貨の銘柄が多い取引所を選ぶ

仮想通貨の中で最もシェアが高いのはビットコインですが、ビットコイン以外にも数多くの仮想通貨が存在します。取引所を選ぶ際には取り扱っている銘柄の数にも注目してください。

取り扱い銘柄が多ければそれだけ投資の選択肢が増えます。もし急な相場の変化で利益獲得のチャンスが見込める仮想通貨があっても、その取引所が取り扱っていなければ投資できません。

複数の銘柄に分散して投資をすると、投資のリスクヘッジにもなります。一つの通貨で損失が出ても他の通貨でカバーできるからです。

ビットコイン初心者向けおすすめ取引所ランキング

bitFlyer(ビットフライヤー)

bitFlyer(ビットフライヤー)
おすすめポイント
  • ビットコイン取扱量6年連続NO.1 ※BitCoin日本語情報サイト調べ
  • 7年以上ハッキング0の高いセキュリティ性
  • 1円から仮想通貨の購入が可能

2014年からサービスを開始している日本では老舗の仮想通貨取引所です。ビットコインの取引では長期間国内最大級の取引量を記録しており、ユーザーからの信頼の高さが窺えます。

セキュリティ対策が万全の取引所で7年以上ハッキング0を誇ります。安心して仮想通貨の取引ができるのは大きな魅力です。

また、分析ツールの充実度や購入方法の豊富さ、1円から購入可能など様々なレベルの投資家のニーズに対応可能です。

DMM Bitcoin

DMM Bitcoin

【おすすめポイント】

おすすめポイント
  • 25種類の通貨でレバレッジ取引が可能
  • ほとんどの手数料が無料
  • 土日祝日含む365日サポート対応

配信事業をはじめ数多くの事業を展開しているDMMグループの仮想通貨取引所です。レバレッジ取引に強みを持ち、レバレッジ取引が可能な通貨数(25種類)は国内取引所の中ではトップです。

一部の取引方法を除くほぼ全ての手数料が無料といった点も特徴の一つです。多くの取引所では入金手数料や出金手数料が必要となりますが、DMMビットコインでは無料です。仮想通貨投資のコストを抑えたい方におすすめです。

申し込みから取引開始までのスピードの速さも強みです。申し込んでから最短1時間で取引が可能になります。

Coincheck(コインチェック)

Coincheck(コインチェック)
おすすめポイント
  • 東証プライム上場のマネックスグループの関連企業
  • 取引手数料・入金手数料が無料
  • 500円から仮想通貨が購入できる

コインチェックは2014年にサービスを開始し、現在はマネックスグループ傘下の取引所です。マネックスグループはプライム上場のため、高い信頼感や安心感を持っています。

取り扱い仮想通貨は19種類と豊富で、500円からビットコインが購入できる手軽さも兼ね備えています。取引所のビットコイン取引手数料が無料なのも特徴のひとつです。

コインチェックのアプリはシンプルで、仮想通貨取引初心者にもわかりやすいと評価されています。

楽天ウォレット

楽天ウォレット
おすすめポイント
  • 楽天ポイントとの交換が可能
  • 楽天キャッシュへのチャージが可能
  • 証拠金取引所では手数料がもらえる

楽天グループの取引所です。楽天グループのサービスと提携しているため楽天のユーザーはお得に利用できます。例えば楽天ポイントと仮想通貨との交換や楽天キャッシュにチャージしショッピングに利用できる、などです。

楽天ウォレットでは証拠金取引所で取引が成立した場合、板に並べたユーザーに対して手数料が支払われます(2023年2月27日時点)。

通常、取引が成立するとユーザーが取引所に手数料を支払います。楽天ウォレットは証拠金取引に置いては国内唯一のマイナス手数料の取引所です。

LINE BITMAX(ビットマックス)

LINE BITMAX
おすすめポイント
  • LINE上で口座開設や取引ができる
  • 1円から取引できるので初心者にも安心
  • 暗号資産貸出サービスを行っている

国内最大級のコミュニケーションアプリ、LINEが提供している取引所です。LINEと提携し口座開設や取引が全てLINEで完了できるのは大きな特徴です。

LINE BITMAXは仮想通貨取引初心者向けと言っていいかもしれません。アプリの見やすさや1円から取引ができる手軽さ、取り扱い通貨数の少なくどの通貨で取引を行うのか絞れる点です。

特徴の一つに「暗号資産貸出サービス」があります。これは、保有している暗号資産をLINEビットマックスに貸し出すと数量に応じた賃借料を受け取れるサービスです。ビットコインの長期保有をお考えであれば選択肢の一つになります。

GMOコイン

GMOコイン
おすすめポイント
  • 豊富な取引方法を用意
  • 大手インターネットサービスのGMOグループ
  • 取引手数料、入金・出金手数料が無料

GMOインターネットグループの関連企業です。インターネットのインフラ事業のノウハウが豊富なGMOインターネットグループ企業のため高いセキュリティ性を持ち、安心して取引ができます

GMOコインでは「口座開設手数料」「即時入金手数料」「暗号資産送付手数料」「出金手数料」などの手数料が無料です。手数料を気にせずに取引を行えます。

また、取引方法や運用方法も豊富です。レバレッジや暗号資産の貸出、保有だけで報酬を得られるステーキング、APIなどが用意されています。

SBI VC トレード

SBI VC トレード
おすすめポイント
  • 金融コングロマリットであるSBIグループの仮想通貨取引所
  • 現物やレバレッジなど選べる取引スタイル
  • 1コインから取引ができる

銀行や証券会社を運営するSBIグループの仮想通貨取引所です。もともとヤフーが資本参加していたTaoTao株式会社とSBI VC トレードが合併し現在の形態となりました。

取り扱い銘柄が14種類と豊富で、取引方法も現物やレバレッジだけではなく積立やレンティング、ステーキングも可能です。

また、仮想通貨初心者にも満足するサービスを提供しています。例を挙げると、1コイン(500円)から取引が可能、アプリは見やすく直感的に操作できる、といった点です。

bitbank(ビットバンク)

bitbank(ビットバンク)
おすすめポイント
  • 日本の仮想通貨取引の黎明期からサービスを行っている老舗
  • 国内トップクラスの取引量
  • 取り扱い銘柄は24種類と豊富なラインアップ

2014年6月からサービスを開始した国内初期の仮想通貨取引所のうち一社です。豊富な実績とノウハウがあり、2021年のCoin Market Cap調べでは国内の取引量は全取引所の中でトップでした。

またセキュリティの高さやアプリの使いやすさも評価されており、いずれも年間1位の表彰歴があります。

(2019年ICORating調べ、2018年10月31日 iOS App Storeファイナンスカテゴリ)

取り扱い銘柄は24種類と豊富で、ワンタップで購入が可能なため中級以上のユーザーでも満足できるでしょう。

BitTrade(ビットトレード)

BitTrade(ビットトレード)
おすすめポイント
  • 国内では最多取扱銘柄数の27種類の仮想通貨を取り扱っている
  • 最低2円から取引が可能
  • 世界170カ国でサービス展開している「Houbi」グループ

2013年にサービスを開始した大手仮想通貨取引所「Houbi」の日本におけるグループ企業です。27種類もの仮想通貨の取引が可能で、取引ペア数は国内最大級です。

また、ビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨は2円から取引ができます。まずは少額から取引を始めたい初心者におすすめです。

サービス開始以来ハッキング0件とセキュリティ対策も万全なので安心して取引ができます。

BITPOINT(ビットポイント)

BITPOINT(ビットポイント)
おすすめポイント
  • 2021年度暗号資産取扱数NO.1 ※金融庁「暗号資産交換業者登録一覧」より
  • 各種手数料が無料で利用可能
  • 「シバイヌ」「ポリゴン」など注目の仮想通貨が取引できる

ビットポイントは2016年にサービスをスタートした仮想通貨取引所です。2021年には暗号資産の取り扱いがNO.1になるなど多くのユーザーが利用しています。

特徴の一つは手数料がかからない点です。「取引手数料」「即時入金手数料」「入出金手数料」「口座管理料」などの手数料を支払わずに取引が可能です。

また、ビットコインはもちろんのこと数多くの信頼性が高い仮想通貨の取引ができる点も魅力です。

ビットコイン初心者向け取引のコツ

ビットコイン初心者向け取引のコツ

ビットコインは株式投資やFXと比較すると価格の変動幅が大きい投資商品です。大きな利益を得られる可能性はあるものの大きな損失を被る可能性があります。

このようなビットコイン取引で損失が出ないためにはどうすればよいのか、ビットコイン投資の初心者向けに、取引のコツを紹介します。

まずは実際に取引を行ってみる

ビットコインでの取引で儲けを得るのは株式投資やFXと同様です。それは「購入した価格より高い価格で売却」、もしくはレバレッジ取引で「売却した通貨を安い価格で買い戻す」です。

ビットコイン取引に興味があるのであれば、まずは実際の取引にチャレンジしてください。ビットコイン投資で利益をあげるためのコツをつかむには実際に取引をしないと何も始まりません。

取引所やアプリの中にはビットコイン取引のシミュレーションが用意されています。しかし、シミュレーションと実際に自分のお金で行う取引で同じような結果が出ることはありません。

リスクが出る可能性はありますが、とにかく実際に取引を始めるのがビットコイン取引で利益を出す第一歩です。

取引は余剰資金で行う

ビットコイン取引だけではなく投資全般に当てはまりますが、投資は生活資金で行ってはいけません。

投資に費やせる資金は大きいほど利益が出しやすくなりますが、予測と反する値動きをすれば大きな損失となります。さらに、資金に余裕がなくなると一発逆転を狙い無茶な取引をするかもしれません。

生活資金を投資に使うと、多くの方は想定外の状況になった場合心の余裕がなくなり正常な判断ができなくなります。

投資は「なくなってもともと」と考えられるような資金で行いましょう。

初心者の取引は少額から

ビットコイン取引を投資目的で行う方は、大きな利益を得るために多くの資金で取引したくなるでしょう。しかし、資金に余裕があったとしても少額からの投資をおすすめします。

投資は慎重に行うのが重要で、初心者はまず慣れる必要があります。少額の取引を重ねまずは取引に慣れていただき、自信を得てから次第に資金を増やすほうが確実に利益を得られます。

短期投資よりも長期投資がおすすめ

ビットコインの投資は短期の売買よりも、地道に購入し保有数を増やす長期投資をおすすめします。

ビットコインの値動きは激しいため短期のほうが利益は出やすいのでは?と感じる方は多いかもしれません。また、レバレッジ取引で短期間に大きな利益を得られる、といったイメージをお持ちの方もいるでしょう。

確かにビットコインの価格は短期間で大きく上下します。しかし、長期的に値動きを見てみると結果的に右肩上がりで伸びています。

世界情勢や今後のビットコインの必要性を考えると今後もニーズが高まりマーケットが拡大するポテンシャルを持っています。

長期的に保有したほうが資産を増やせる可能性が高いと言えます。

取引所を分散する

仮想通貨取引を行う際には複数の取引所での口座を開設したほうがよいでしょう。理由は想定されるリスクを軽減するためです。

例えば一社としか取引を行っている方の場合、万が一取引所が倒産すると自身の保有している通貨が手に入れられなくなり、簡単に取引に参加できなくなります。パスワードを忘れる可能性もあるでしょう。

複数の口座があれば、一つの口座の利用が難しくなっても別の口座からアクセスでき取引ができます。

ビットコイン取引に関するよくある質問

ビットコインはいくらから購入できる?

取引所によって異なりますが、数百円単位や数千円単位で購入できます。最小取引単位0.001BTCであれば1BTCの時価の1,000分の1の価格で、0.0001であれば10,000分の1の価格で購入できます。

ただし、取引所によっては取引で手数料がかかるため要確認です。

ビットコインの取引で税金はかかる?

ビットコインで生じた利益には課税されます。利益が20万円を超えるとその利益に対して所得税がかかります。扶養されている方の場合は利益が33万円を超えると課税されます。

取引所と販売所の違いはなに?

取引所はユーザー同士で売買を行う場所で、販売所は取引業者との売買を行う場所です。販売所では異なる売値と買値が設定されており、この差がスプレッドと呼ばれています。このスプレッドが取引業者の利益になります。

アルトコインってなに?

アルトコインとはビットコインの後に登場した仮想通貨の総称です。現在、世界中で1,500種類以上のアルトコインが存在する、と言われています。代表的なアルトコインにはイーサリアムやリップル、ネムなどが挙げられます。

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